あの日かかった魔法の話 ~ ペイトン尚未1st LIVE「魔法」に参加しました ~
このページを開いてくださった皆さんありがとうございます。
その瞬間感じたこと、考えたことを文章に残すために開設してみたこのブログですが、その最初の記事として、今回はライブの感想を書こうと思います。
さて、私は3/21 (火・祝) に日本橋三井ホームで開催されたペイトン尚未さんの1stライブに参加しました。
このライブは自分にとって思い出深いイベントになったので、今回はそのとき感じたことを文章に残そうと思います。
ペイトン尚未さんといえば、曲の世界観や感情を巧みに表現できる高い歌唱力。
そんな表現力豊かな歌唱をソロライブという形で思う存分聴ける機会ということで、この1stライブを待ち望んでいた人も多いのではないでしょうか。
そして今回のライブは1stシングル「魔法」をリリースしたうえでのライブということで、収録されている「魔法」と「リコルド」の2曲が聴けるであろうことはもちろんだったのですが、披露されるであろう曲はその2曲のみではないわけで、いったいどんなセットリストでどんなライブになるのか、全く予想できないワクワクを胸にライブに臨みました。
そんな気持ちで臨んだライブの感想ですが、一言で表すとすれば
本当に贅沢な時間だった
これに尽きます。
観客と一緒に盛り上がる曲からしっとりとしたバラード曲、さらにはミュージカル調の曲と、とても幅広いセットリストだったおかげで、ペイトン尚未さんの表現力を余すことなく楽しむことができて非常に満足度が高かったです。
セットリストのあまりの幅広さに、音楽について浅学な私は、1stシングルの2曲と、歌コレでカバーされていた「妄想感傷代償連盟」以外は、ほとんど「サビでやっとどの曲かわかる」or「完全に初めて聴く」といった状態だったのですが、むしろそのおかげでフラットな気持ちで表現を楽しめたのかもしれません。
もちろんこれだけ幅広いセットリストでも置いてけぼりにならず楽しめたのはペイトン尚未さんの高い歌唱力があってこそ。
予想外の曲であっても、彼女が歌い始めれば一気にその曲の世界観が広がり、聴いているこちらも一瞬でその世界に引き込まれていました。
そして、次々と広がる世界観に引き込まれ、会場の一体感が最高潮に達した終盤。
アンコールで「魔法」をみんなで歌ったときの、会場全体で思いを共有してこの瞬間を作り上げている感覚は強く印象に残っています。
この一体感があったからこそ、あれだけのダブルアンコールが起こったんだと思います。
ここまで書いた通り、今回のライブは本当に素晴らしいライブで、それだけでも思い出深いものだったのですが、自分にとって思い出深いものになった理由はもう一つあります。
それは、このライブを通して感じた自分の心境の変化です。
私は昔から、何かを好きになっても、周りの目などを気にしてしまう性格からなのか、その熱意にセーブをかけてしまうことが多くありました。
そのため、自分の中の「好き」に素直になってそれを全力で表現している人たちを見ると、その熱量に圧倒されて、「そこまでになれない自分は、本当に「好き」だと言えるのだろうか」と心のどこかで感じていました。
「好き」という気持ちはほかの人と比較するようなものじゃない。
そのことはもちろんわかっているのですが、頭でわかっていても自分が感じる負い目のようなものはなかなか拭えず。
今回のライブが始まったときも、周りの人たちの熱意溢れる「好き」を感じて、「自分はこの人たちくらいこのライブを全力で楽しめているのかな」と少し思ってしまうところはありました。
それでも、次々と表現される多様な世界観を感じているうちに、これまで行ったライブで感じてきた楽しさとはまた違う、まるで美術館でたくさんの芸術に触れたあとのような楽しさがいつの間にか自分の中に芽生えていました。
そして、そのことに気づいた瞬間、私が感じていた「自分はこのライブを全力で楽しめているのだろうか」という気持ちは一気になくなりました。
もしかしたら自分の楽しみ方はほかの人とは少し違うかもしれない。
それでも自分はこんなにもこのライブを楽しめているんだ。
このとき、私は自分の中の「好き」を心の底から認めることができた気がします。
そこから先の、自分の「好き」を認められたうえで見るライブは、自然と口角が上がってしまうほどに楽しく、かけがえのないものになりました。
自分の気持ちをなかなかうまく認めてあげらなかった私に、こんなにも素敵な「魔法」をかけてくださったペイトン尚未さんには、感謝してもしきれません。
素晴らしいライブを、そして浪漫てぃっくな魔法を、本当にありがとうございました。
ここまで初めての拙いブログ記事を読んでくださった皆さん、ありがとうございました。
やはりまだ自分の中の気持ちをこういった形で表現するのには慣れていないので、たくさん更新するのはまだまだ難しいですが、自分のペースで書いていければいいなと思います。
最後に、
私はペイトン尚未さんの歌声が、表現力が大好きです。
次のイベントを心から楽しみにしています。